『 酒井 愁 - HISTORY 』
「ドラマー覚醒編・"棘の入口"」
〜あとがき〜
自伝、“ドラマー覚醒編・棘の入口”を御愛読有難うございました。
板前編が終わりなかなか音楽の話にならないと中盤はブーイングの嵐を食らったりしましたが(笑)その辺は構わず押し切りました!
俺にとっては今、ドラマーとして…ミュージシャンとして…いや、一人の男としての俺を司る忘れられない…いや、忘れてはならない出来事ばかりだからさ…
実は現在、幼少時代編や中学編まで書いていたりしますが、こちらではひとまず続きのメジャーデビューまでの事を綴った遂に“インディーズ編・選んだ道は渡り鳥”を執筆していきます。
棘の入口の登場人物のその後はほぼ次章に丸被ってくるから語れない事だらけだな(笑)
今だに付き合いがある連中ばかりだしね。
古屋さんや佐治さんなんかもたまに飲んだりするよ。
ちなみにXAVIESはそのLIVE後に改名してあのバンド名になります。
このバンド名も嫌だったんだが(笑)
まぁ、現存するしその後に語っていきます(笑)
そして皆さんが一番お気になさってるのは何だか流石の俺でも解っておりますが(笑)
まぁペロッと言っても構わんがまだ言わない(笑)
次の章で今わざわざ語らなくても大決定打が来るからいいべ?
予想通り、希望通りかもね。
そして…
今も安奈さんの命日は忘れないし可能な限りその日や近辺には駆け付けています。
そういう事は悪いけど日記には書かないしな…
“生きるも死ぬも地獄”
こんな言葉をよく耳にする。
こんな時代だ…
懸命に生きていても地獄な時がある…
「こんなに辛いならいっそ死んで楽になりたい」
こんな言葉が君の脳内を支配する事も少なくない時もあるだろう…
でも死んで楽になるなんて事は絶対に無い筈だ。
そこには何も無いよ…
完全に“無”だ。
君がこの世に居た軌跡を示すのは他でも無い君自身だ。
誰かが眩しく見えて自分が惨めに感じる事もあるだろう…
未来を悲観したり明日さえ見えない事もあるだろう…
でも忘れるな。
居なくなっていい人間なんて誰一人いねぇ。
君が消えて心を痛める人間が必ず存在する事を忘れるな。
その人間の多さは問題ではない。
一人でも君の“死”を悲しむ人間がいるのならば君の辿ってきた道は間違いじゃないし今迄の人生は無駄ではない。
生きてる証が欲しいと言って自分自身を切り刻むな。
そのテメェの中に流れる赤い血を無駄に垂れ流すな。
君は君だ。
君以下でも君以上でも無い。
誰かと比較したって仕方ない事なんだ。
もし誰かと比べられる社会であるならそれを生きて拒絶しろ。
そこに敗北して自らの可能性に蓋をするのだけはやめてくれ。
だから生きろ。
俺にも君にも皆にも同じように赤いが血が流れている。
所詮皆一緒だ。
どうせ君も俺も皆もいずれ死を迎える。
所詮皆一緒だ。
だからこそ
自ら死期を早める必然性は決して無いんだ。
君の名を教えてくれよ。
君の事を話してくれよ。
君の事を教えてくれよ。
だから俺は君に俺の事を話すんだ。
だから俺は君に俺の事を教えるんだ。
俺は酒井愁だ。
こんな人生を送ってきて現在に至ります。
俺は天才でもなければ選ばれた人間でもない。
欠点だらけの人間だ。
沢山の挫折も失望も裏切りもあった…
君と一緒の傷だらけの人生だ。
まだまだ君に俺の全てを曝せていない。
だからまた…
次の章を書き綴るんだ。
そこでまた“生きて”会いましょう。